みやこ町デジタルミュージアム

学芸員に聞いてみよう

みやこ町の文化財についてのよくある質問を記載しています。
文化財について疑問に思ったことを「学芸員に質問する」からお送りください。いただいた質問については可能な範囲で回答をホームページに記載させていただきます。

「史跡たんけん」への質問

  • 古墳ファンです。みやこ町の「推シ古墳」はどれですか?

    03月01日

     「ぜひ見ていただきたい古墳」として当館がおススメするのは、以下の3つの古墳です。ご参考下さい。
    ①甲塚方墳:
     ・6世紀後半~7世紀頃のものとしては九州最大規模の方墳。

    ②綾塚古墳:
     ・石室全長が19.2mの横穴式石室があります。
      (石室の長さとしては九州では第二位の規模)

    ③橘塚古墳:
     ・綾塚古墳に次ぐ規模の巨石墳。
     ・甲塚方墳に次いで終末期の古墳としては九州第2位の墳丘を持つ方墳。 
     ・隣接する黒田小学校の敷地内にあり学校の校歌にも歌われてい 
      ます。

     この3つの古墳は概ね自由に見学ができます(※橘塚古墳は学校への許可が必要)。
     グループ見学(3名以上)であれば博物館への事前予約で詳しい案内をガイドボランティアの方々からうかがうこともできます(無料・博物館観覧が前提となります。)
     ご見学の際は博物館までご連絡ください。

  • 装飾品として有名な勾玉は、何に使われる目的で作られたのですか?

    02月03日

     勾玉は日本古来の装飾品・祭事用具で、いわゆる「三種の神器(鏡、玉、剣)」の1つとなることで知られます。
     その始まりは、縄文時代に遡り、古墳時代になると各地の豪族が古墳への副葬品としてさかんに用いるようになります。語源については曲がった玉=曲玉(勾玉)からきたという説が有力です。
     ちなみに勾玉の穴は自分を生かしてくれているご先祖様とつながる「時空のトンネル」でこの穴を通じてわが身に降りかかる邪気、邪霊をご先祖様がふりはらってくださると信じられていました。(諸説あり)
     デザイン由来は、胎児や猪の牙の形、太極の図柄など諸説ありますが、現在では、お守りやネックレスとしても人気があるようです。制作キットも販売されていますから、ご自身で世界に一つだけの「MY勾玉」をつくってみてはいかがでしょうか。

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