みやこ町デジタルミュージアム

学芸員に聞いてみよう

みやこ町の文化財についてのよくある質問を記載しています。
文化財について疑問に思ったことを「学芸員に質問する」からお送りください。いただいた質問については可能な範囲で回答をホームページに記載させていただきます。

「古代寺院たんけん」への質問

  • 上坂廃寺の情報が少なく概要よく分かりません。教えてください。

    03月29日

     上坂廃寺跡は豊前国分寺の南約1.5キロの祓川西岸の水田地内にあり、塔心礎の一部が露出していたことから、古代寺院跡の一部とみられていました。
     昭和30(1955)年に福岡県の史跡指定を受け、同58(1983)年には、部分的な発掘調査も行われました。その結果、以下のことが確認できました。
    ① 出土瓦等から寺は、7世紀後半から9世紀頃まで存続した可能性が高くみられます。
    ② 出土瓦等は「百済系」と「太宰府系」の2種類の瓦が出土しています。
    ③ 境内は方一町(一辺が約108m)四方とみられ、伽藍の配置は法起寺式とみられます。
    ④ 塔心礎に「舎利孔(しゃりこう)」と呼ばれる穿孔(せんこう)があり、塔の創建時に「鎮壇具」と呼ばれる、舎利(=釈迦の遺骨)になぞらえた水晶や貴金属などが納められていたとみられ、九州ではこの形の心礎は希少な存在であることから注目されています。
    以上が上坂廃寺跡の概要となります。
    その他の詳細については博物館までお問い合わせ下さい。

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