みやこ町デジタルミュージアム

新着情報

  • 2021/06/25

    永沼家住宅で「帆柱茶」紹介動画撮影

    6月10日(木)永沼家住宅で町産品PRのため帆柱茶紹介の動画撮影が行われました。帆柱地区は山間部に位置するため寒暖差が大きく、美味しいお茶が作られています。この撮影で帆柱茶の一層のPRを目指します。
     町のHPからのPR動画では、農事組合法人帆柱茶の里の山下昌見さんが茶業の紹介や実際にお茶をふるまっている様子を視聴することができます。皆さんも1度ご覧になってはいかがですか?
     なお、江戸時代の永沼邸では日田代官が旅の途中立ち寄ったこともあるとか。動画のように丁寧にいれられたお茶でくつろぐ姿も見られたかもしれません。

  • 2021/06/24

    日経新聞小説 伊集院静「ミチクサ先生」所縁の話題と資料(9)

     漱石の下には、各界で活躍する名士が集まり、その人脈は「漱石山脈」と形容されました。小宮豊隆と寺田寅彦はその中でも特に漱石に可愛がられた「主峰」であるとともに、二人は頻繁に書簡を交わす親友でした。こうして交わされた書簡のなかでとりわけユニークなのがここに紹介する絵葉書で、この一枚に漱石作品『三四郎』の世界や明治の世相が凝縮されています。
     日露戦争後、通信手段として爆発的に流行した絵葉書に、作中人物・野々宮のモデルとされる寺田が、同じく主人公のモデルとされた小宮に「三四郎様」の宛名で年賀を述べています。さらにマドンナ・美禰子の名や葉書の意匠は作中登場の画家・原口(モデルは装丁画家・橋口五葉とも)作とするなど、小さな絵はがきの中に作品と現実が交錯する世界が展開しているのです。

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