豊前神楽は、旧豊前国(現北九州市~大分県宇佐市)に分布する出雲流神楽で、江戸時代に入り八幡信仰や修験道の影響下で独自の発展を遂げた神楽です。みやこ町には5団体が継承中ですが、平成29年4月に国の重要無形民俗文化財に追加指定されました。
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豊前神楽のうち「鐙畑神楽」
鐙畑神楽は集落中央にある、観音堂と集会所を舞台に奉納が行われます。両施設の間にござを敷き、観客と演者の距離が至近のため、迫力と親しみを濃厚に味わえる神楽となっています。
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豊前神楽のうち「横瀬神楽」
横瀬神楽はみやこ町に伝わる神楽の中では構成員数が多く、若者も多いため「一番元気あふれる」神楽といってもよいほどです。
対外公演も積極的にこなし、九州国立博物館や遠く香港へ出向いたこともあります。
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豊前神楽のうち「上高屋神楽」
上高屋神楽は地元の産土神・橘八幡神社の祭礼に奉納されます。修験の霊山・蔵持山に伝わった蔵持神楽(現在は断絶)も継承することから古式を伝えるとともに、修験色のある演目「湯立」を演じることのできる数少ない団体です(※湯立は常時奉納されません)。
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豊前神楽のうち「上伊良原神楽」
上伊良原神楽は松丸神楽の名人・中川応吉氏から赤幡流直伝とされる神楽を継承し、町内最古となる明治29(1896)年創始の記録を残しています。記録を残したのは伝説の名人「シンのサンジさん」こと進三治氏で、彼は神楽に関することは何でもこなすだけでなく、周辺地域へ積極的伝承・指導を行ったことから、当神楽は、光冨神楽を除く町内神楽の源流とされています
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