勝山側からの障子ヶ岳全景
障子ヶ岳は京都郡と田川郡境の標高427メートルの山です。豊前国府から太宰府へ向かう官道
「西海道豊前路」が京都郡から田川郡へと超える七曲峠の北側尾根筋にあります。
ふもとから眺めると、山頂付近は台形のように切り立って、大きな障子か壁があるように見えることからこの名前が付いたと言われています。
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山頂の本丸跡➀
本丸跡は427メートルの最高部に位置し、東西21メートル、南北36メートルほどの広さで、曲輪(平場陣地)の周辺に高さ1メートル余りの土塁をめぐらしています。
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山頂の本丸跡➁
本丸周辺の土塁の外側は、胸を突くような急斜面になっていて、外敵の侵入を防ぐ工夫がなされています。
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北の丸跡から本丸跡方向をのぞむ
この城は南北に延びる尾根筋に、本丸跡から北の丸跡まで約250メートル・幅40メートルほどの広がりを以て展開する、文字どおり「土から成る城」跡です。
この城の始まりは南北朝時代の武将、足利統氏が築城し居城したとされています。その後千葉氏、大内氏、大友氏と城主が変わり豊臣秀吉の九州征伐の際は「軍師官兵衛」こと黒田孝高が、秀吉の九州下向に先立ち攻め落とした記録が残ります。 -
砦あとにある登山者ノート
登山道を登っていると、砦跡近くに「小さな机」のような箱があり、その中に登山者ノートが入っています。同じ山を愛する者どうしが、このノートにより繋がっていくようです。
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山頂まであと一息、砦跡
登山者ノートを書き込んで、見上げるとそこには山頂の一部が見えています。障子ヶ岳は登山の途中の景色は望めませんが、山頂まで頑張って登ると、お天気なら360度のパノラマ景色が待っています。
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障子ヶ岳草刈り
障子ヶ岳の草刈りは、定期的(夏と秋)なものとしてみやこ町歴史民俗博物館が行っており、伐採直後には美しい稜線がひときわ美しく見えるようです。
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山頂からのパノラマ
山頂からは、東に京都平野と豊前海、南に犬ヶ岳や英彦山、西に大坂山や香春岳の山並み、北に平尾台・福智山・竜ヶ鼻と360度の景色が見わたせます。
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味見桜公園駐車場
障子ヶ岳登山道の入り口には味見桜公園があり(駐車場はありますがトイレはありません)、春はピンクの桜に包まれます。現在知られている障子ヶ岳の登山口としては一番わかりやすく、行程も短いルートとして利用されています。
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