■福岡県指定文化財
菩提廃寺は、昭和28年頃、郷土史研究家の定村責二氏(故人)によって塔および金堂跡(推定)の礎石が発見され、初めてその存在が明らかとなりました。写真は塔跡の礎石
菩提廃寺心礎クローズ:塔跡には17個の花崗岩製礎石が残っています。その内、中央の心柱を支える礎石は2.5m×2.2mの巨石で、柱を固定するための突起を施した「出柄(でほぞ)式」と呼ばれる加工をしています。出柄式の礎石は、九州では他に例がありません。
菩提廃寺塔跡礎石配置図:菩提廃寺塔跡礎石配置図
菩提廃寺出土瓦写真:菩提廃寺出土瓦
菩提廃寺塔跡出土瓦の拓本と実測図:菩提廃寺塔跡出土瓦の拓本と実測図
定村氏論稿:菩提廃寺跡を発見した原口信行氏・定村責二氏らによる調査報告
菩提廃寺跡の発掘調査:菩提廃寺は山地の斜面に立地することから、9世紀頃に流行し始めた「山岳寺院」的なお寺であったと考えられています。写真は昭和61年度の発掘調査状況。
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