甲塚方墳（かぶとづかほうふん）

■みやこ町指定文化財

みやこ町は「知る人ぞ知る『古墳のまち』」でもあります。奈良や宮崎などにも負けない、魅力特色あふれる古墳があります。

豊国造の奥津城とみられる九州最大の方墳「甲塚方墳」：甲塚方墳の墳丘は、平面形が長方形の方墳で、長さ46.5m、幅36.4mで、高さが9.5mです。周溝・周堤まで含めると長さ約71m、幅63mの規模があります。墳丘の方位は、主軸がほぼ南北方向を向いています。

甲塚方墳段築発掘調査写真：墳丘は3段に分けて築造されています。
甲塚方墳墳丘実測図：甲塚方墳墳丘実測図
甲塚方墳石室入口：甲塚方墳の石室は、複室構造の横穴式石室で、南に向かって開口しています。かなり古くから開口していたようです。大正時代には石室が大師講の祭場として利用されていました。
甲塚方墳玄室：甲塚方墳の玄室は、高さ4.4m、幅3.7mで、正方形に近い平面形をしています。
甲塚方墳石室実測図：甲塚方墳石室実測図
甲塚方墳出土品実測図：甲塚方墳出土品実測図
甲塚方墳天井石：現在、甲塚方墳は史跡公園として整備されています。
甲塚方墳玄室から羨道部を見る：甲塚方墳発掘調査状況