■国指定文化財
橘塚古墳は、みやこ町立黒田小学校の敷地内にあります。古くから学識者の注目を浴び、円墳と考えられてきましたが、平成7~8年に実施された発掘調査によって方墳であることが判明しました。墳丘はかなり削られていますが、南北37m×東西52m程度の規模があったと考えられています。現在の墳丘の高さは約4mです。
橘塚墳丘実測図:橘塚古墳墳丘実測図
橘塚石室実測図:橘塚古墳石室実測図
橘塚石室入口:橘塚古墳の石室は花崗岩の巨石を用いた複室構造の横穴式石室です。
橘塚玄室:石室の長さは16.3mで、玄室(遺体をおさめる部屋)は幅3.2m×長さ4.0の長方形で、天井までの高さは3.8mです。
橘塚天井石:石室の床面には人の頭ほどの花崗岩が敷きつめられていました。発掘調査の出土品から、既に平安時代には石室が開かれていたと推測されています。
橘塚出土品実測図:綾塚古墳出土遺物実測図
橘塚須恵器出土状況:橘塚古墳須恵器出土状況
玄室より羨道部をみる:
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