綾塚古墳は観音山から延びる丘陵の先端部に築かれています。墳丘の大きさは直径40m、高さ7mで、山側部分をU字形に削って濠を造り、その土を盛り上げて墳丘を築いたと見られます。墳丘には一部2段に造られたところもみられます。この方法を用いたことにより、前方から眺めると独立した円墳に見える視覚効果が得られ、同時に労働力の節減ができて、効率的に古墳が造られたことがうかがえます。