博物館では、皆さんが普段ご覧になる展示室とは別の空間で、整理作業(ナンバリングや撮影、台帳作成・収納など)を行っています。この作業を行ってはじめて資料の特性が判明し、展示や活用のための道筋がつくことになります。

 この作業は地道に根気強くやるしかないのですが、その過程で小さな(時に大きな)発見と感動、嘆息と問いかけがなされます。そこがこの作業の醍醐味ですが、皆さんにもその一端をご紹介します。

整理作業のひとつ「資料写真撮影」: 館に収蔵される資料はさまざまですが、新たに受け入れる資料は、資料台帳とよばれる数量や特性を簡潔に記したノート(カルテ兼データベース)を作ります。このときに資料をじっくり観察し、写真を撮り、一つ一つの特性を確認して、資料の全容を把握するようします。そうすると、それまで黙っていた資料たちが思わぬおしゃべりを始め(ちなみにこれは例えでして、本当にしゃべると不気味です…)、私たちに様々な情報を伝えてくれるのです。