小宮豊隆資料は、当町出身のドイツ文学者にして夏目漱石門下・研究者である小宮豊隆が蒐集した、漱石をはじめとする他の門下生らとの交流を物語る、書簡類を中心とした資料です。いわゆる「漱石山房」に集った人々の息吹が感じられる、日本近代文学史上の貴重な資料群です。
小宮豊隆宛夏目漱石書簡(似顔絵入り):夏目漱石から小宮へあてた似顔絵入りの封書簡。「吾輩ハ猫デアル」刊行後、大阪滑稽新聞に掲載された作者似顔絵を本人が模写して小宮へ送ったもの。
夏目漱石画「菊図」:夏目漱石自作の水墨画。晩年の作で、単純化された絵柄を巧緻に表現している。
小宮豊隆使用落款類:小宮が使用した落款類。本人がよくした俳句や色紙に捺された。
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